会社情報:今後の事業展開

これからの事業展開テーマ

「世界中のお客様へ最高のコンテンツ体験の提供」を実現していくことがスクウェア・エニックスの使命であり企業価値です。常に変化する環境の中で、持続的な成長を実現してゆくために柔軟な事業戦略の推進が重要であり、現在当社グループは当面の事業展開テーマとして、以下4点の取り組みを進めています。

1.デジタルダウンロード販売の強化

現在、ゲームコンテンツの購入方法は大きく変化しており、お客様の購買行動は、パッケージでの購入からデジタルダウンロードによる購入へ大きくシフトしています。
HDゲームの販売においては、「ファイナルファンタジーXV」の北米でのデジタルダウンロード購入比率が20%を上回るなど、デジタル販売比率の向上が収益性の改善に大きく寄与する一方、当社においてはデジタル販売比率の向上によるマージンの改善余地は大きいものがあります。
お客様の購買特性に合わせた商品のご案内等、スムーズに当社製品をご購入いただくかが極めて重要であり、今後販売サイトの改修も含めた様々な施策を推進していきます。

2.マルチプラットフォーム展開

家庭用ゲームの分野においては、2017年3月に「Nintendo Switch」が発売され、その普及台数を急速に伸ばしており、家庭用ゲーム市場が一層の盛り上がりを見せています。モバイル分野においても、2020年に向けて5G(第5世代移動通信システム)が導入される見込みであり、通信環境が劇的に進化することが期待されます。また、HTML5等によるブラウザの復権や本格的なクラウドゲーミングの実現がされると期待し、古くて新しいプラットフォームとしてのブラウザに積極的に対応していきたいと考えています。
このように、ゲームプラットフォームは日々進化し、過去には動作しなかったコンテンツが新しいプラットフォームで動作する、提供できるということがどんどん起こっています。より多くのお客様に、より簡単に私たちのコンテンツを遊んでいただける時代が到来しており、当社はコンテンツをあらゆるプラットフォームに提供することを原則とし、お客様の様々なライフスタイルに合わせてコンテンツを楽しんでいただくことを実現していきます。

3.地域展開

地域展開については、これまでモバイルゲームの北米展開が課題でしたが、2017年3月期に「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」や「キングダム ハーツ ユニオン クロス」などが北米市場で一定の数字を達成できたのは大きな成果でした。モバイルゲームの市場は、日本、北米、中国で全世界市場の7割超を占めると言われています。この3大市場において、いかに当社のプレゼンスを高めるかが重要です。特に北米市場では、私たちは今までなかなか見るべき成果を得られませんでしたが、2017年3月期の上記タイトルの成功により、今後のタイトル投入に可能性を見いだすことができました。2018年3月期も複数タイトルのローンチを計画しており、北米市場での展開を目指していきます。

デジタルエンタテインメント事業海外展開

また、インドは経済成長が著しく、また莫大な若年人口を有しており、これからのゲーム市場として大きな可能性を秘めています。今後通信インフラや決済システムが急ピッチで整備されるに従い、インドがゲーム消費市場として大きく立ち上がるものと期待し、それを見据えて改めてインド進出を推進していきます。

4.Game as a Service, Game as Media

シングルプレイゲームが主でマルチプレイが従であった時代から時を経て、最近ではマルチプレイを主体に長期にわたってゲームを楽しんでもらおうというゲームデザインが主流になってきています。発売してお客様に一度プレイしていただいたら終わりではなく、より楽しくより長くプレイしていただけるようなゲームデザインを意識したゲーム開発を行うよう努め、これによってお客様の満足度をさらに高め、ゲーム自体のライフタイムバリューをさらに向上させていきます。
また、近年ゲーム配信が大きなトレンドになってきています。ゲームをプレイするのみならず他のプレイヤーのゲームプレイを観戦するというようなお客様が世界的に増えてきています。ゲームを楽しむためには、必ずしも実際にゲームをプレイする必要はありません。プロゲーマーの高度なプレイや配信者のユニークな放送などを視聴して楽しむこともゲームのひとつの楽しみ方です。
ゲーム視聴の規模が大きくなってくると、それ自体がメディアとしての価値を持つようになってきます。当社としてもこの分野には大きな関心を持っており、これを実際の事業に積極的に取り込んでいくことを目指していきます。