『ONE PIECE』(バギー 役)
『ドラゴンボール』(ピラフ/ラディッツ 役)
『幽☆遊☆白書』(桑原和真 役)
ウチのかみさんがゲーム好きで、いろんなゲームをやっていますので、「ファイナルファンタジー」だけでなく「ドラゴンクエスト」についてもこういう作品だというのはもちろん知っていました。両タイトルにすごく根強いファンがいらっしゃって、それが互いに戦ったり会話したり、通常あり得ないことが起きている。楽しさ2倍の企画なんじゃないですかね。
『ディシディア ファイナルファンタジー』の収録では、台本とキャラ表をいただいて、ケフカって面白いキャラクターだなと思って。いわゆる二枚目のキャラクターだとあんまりヘンなことができないんですけど、ケフカは人間の多面性を出せるやりがいがあるキャラクターですね。極悪なところも出せればお茶目なところも出せれば、逆に気の弱いところも出せる。すごくいい役をいただいたなと思ってやらせてもらった記憶があります。鹿賀さん(鹿賀丈史さん/ゴルベーザ役)は気持ちよさそうに演じていて、ああいう芝居、ああいうキャラクターもやってみたいですよね。ただ、僕はガマンできなくなるだろうな(笑)。あれを維持することが僕はできないと思うんですよね。僕と対極にある芝居ですよ。すごく豪華な、バリエーションがいっぱい出てくる作品だと思います。
これまでのケフカはストーリーがあって、ストーリーのなかでのこのセリフというのがあったんですけど、今回はボードゲームで、順番がまわってきたらセリフが出るということなので、同じようなテンション、同じようなセリフの言い回しだとつまらないですもんね。それじゃケフカじゃなくなっちゃうから。そこをどうするか、ずっと考えていましたね。そんなケフカが「ドラゴンクエスト」の世界に殴り込みをかけて、「ドラゴンクエスト」の世界を刺激するというか引っ掻き回すというか、その構図もゲームファンの方は喜んでくれるんじゃないのかなと思うんです。もっともっと楽しさが広がっていくのかなと。今回のコラボは「広がり」が感じられる作品なので、ぜひぜひぜひぜひ楽しんでくださいな。