「ファイナルファンタジー」の世界観ってめちゃくちゃ華やかで、ちょっと退廃的な匂いもあったりしつつ、すごく美しいものというイメージがあったんですけど、それがこんなキュートなキャラになるのだというところに衝撃を受けました。「FFはすべてを網羅しようとしているのか！」と思いました。ジタンはもともとかわいいと思っていましたけど、ほかの方々もこうなるんですよね。

収録では、頭身が低くなってかわいくなっているわりに、全体的にはなかなか生々しいゲームなんだということを知り、死語かもしれませんけど「ギャップ萌え」しました。破産したときにそのまま悲しい気持ちで演じたら「朴さん、それ生々しすぎる」って言われて。あっそうか、でも破産だし…と、いろいろグルグルしましたね（笑）。

ご存知のとおりに、ジタンはすごく生意気な子です。その生意気さはどこからくるのかというのを、もう一度『ファイナルファンタジーIX』をプレイしていただいて、彼の生い立ち等々いろいろ知っていただけたらなぁと思います。そうすれば、彼をより深く味わっていただけると思います。単なる女好き、単なる生意気ではなく、彼なりの真実・正義があることを感じていただけたら嬉しいです。